通信教育

住まいを住まう人の手に取り戻す
自ら考え、発見した先にライフスタイル提案

石川恒夫(日本人初のバウビオローゲIBNとして)

バウビオロギーは「家とは何か」という根本を問う学問です。その対象領域は、人の生命・人生に関わるネットワークのすべてといっても過言ではありません。知り尽くすことは不可能に近いけれども、学ぶべきは、知り得た知識のバランスの取り方、バランスを取る姿勢にあります。

私たちの知識や行動は、とかく偏りがちです。「断熱」一つとっても、性能数値をいかに下げるかばかりに目がいってしまうもの。省エネは確かにミッションですが、家の要諦はそこにとどまりません。常に自分の知識や行動に疑問を抱き、多面的にものを見る目を養うことが大切でしょう。

バウビオロギー通信教育講座のテキストは、マニュアルやノウハウとは違います。詰め込み式で学ぶのではなく、むしろ果たしてこの記述は正しいのかと、疑問符をつけて考えることが大切です。それは、いまの自分の住まいづくりや住まい方を考えることとイコールです。

家にまつわる仕事で、現代日本に根本的に欠けているのはまさにそこではないでしょうか。考えるきっかけとして、考えを導くガイド役として、通信教育講座バウビオロギーを活用してほしいと思います。

動物は自分で自分の「巣」をつくります。家もまた人の、家族の「巣」です。けっして建築の専門知識だけに委ねられるものではありません。これからは住まうという行為を、住まう人の手に取り戻すことが必要です。「家とは何か」という問いは、自分の住まい方、生き方を問うことでもあるのですから。

このことは住宅ビジネスとも無関係ではありません。なぜなら自分の生き方を問い、その先に何かを発見することが、まさにライフスタイル提案だからです。提案力をつけるうえで、バウビオロギー通信教育講座は格好の教材になるでしょう。

注目の新資格「バウビオローゲBIJ」
通信教育講座 バウビオロギーBIJ のご案内

ごあいさつ

日本バウビオロギー研究会(BIJ)は、会の設立時からの課題でありました、バウビオロギー(建築生物学)を体系的に学ぶ通信教育講座を今年10月に開講し、本格的な専門家の養成を開始いたします。通信講座の目的は、健康で環境にやさしい居住環境をめぐる一般的知識を習得し、そのような居住環境をつくりだすための知見を得ることです。

これはドイツの研究機関・バウビオロギー+エコロジー研究所ノイボイエルン(IBN)が1977年から実施している通信教育制度を、ライセンス契約(2011年5月9日締結)にもとづき、日本で実施するものです。通信講座の修了者には「バウビオローゲ(建築生物学者)BIJ」の資格が与えられます。

同制度はイタリア、スペインでも行われ、ドイツを除くと日本が3カ国目になります。現在までにドイツでは6000人の有資格者を輩出し、建築業界や医療・治療の世界で活躍しています。

期間・スケジュール

第1期の開講は10月1日で、定員は30名(先着順)です。以降、半年ごと(4月、10月)に開講し、受講者は2年間のコースを学びます。

コースは3クールから成り、1クールは8カ月。1カ月に1冊ずつ送られてくる教材 ※各クールの最初に8カ月分のテキストをCD-Rに保存し(PDF形式)、お送りいたします。テキストを読み込み、自習することが基本になりますが、テキスト巻末に確認問題が添付されていますので、これを各翌月の第1週に提出すれば、添削指導を受けることが可能です。

また、それぞれのクールの最終週末(土日)にはスクーリング(オープン講座)が開かれ、2年間のコースの間に、3回参加していただきます。クールごとの専門性に応じて、複数講師の選定をします。受講者同士の交流にもお役立てください。そして第3クールのスクーリング最終日は筆記試験で、合格するとバウビオローゲBIJに認定されます。合格者にはBIJとIBNのサインのはいった認定書が発行されます。

教材について

バウビオロギーは、人間と居住環境をめぐる包括的な学問といわれます。テキストは全25巻・2000ページから成り、内容もバウビオロギー入門にはじまり、環境と立地、建築工法、居住生理学、建材と部位のエコ収支――など幅広いものです。

「通信教育講座バウビオロギーBIJ」の目次一覧

以下をクリックしていただきますと、各巻の目次と「さわり」がご覧いただけます。加えて日本版のための補遺を充実させることに努めてまいります。
2年間の時間は長いと思われるかもしれませんが、バウビオロギーの学びは膨大です。受講者の皆様にはそれぞれの関心や予備知識に応じてテキストから重点個所を見つけ出していただきたいと思います。

最終日の筆記試験は正解・不正解をチェックするのではなく、建築に対する考え方やまなざしを問うことを予定しております。住まうという行為は、ある一つの専門知識で完結するものではありません。理解を深めるには自分で考えることが重要ですから、その入り口として、通信教育講座を是非ご活用ください。

受講にかかる費用

第1期の受講申し込みは7月1日から、受講料は24万円(1クール8万円×3クール)です。ただし第2、第3クールからの途中受講はできません。上記の受講料には、教材代、教材の郵送費用、受講中の質疑応答、スクーリング受講料が含まれます。ただし、スクーリングの宿泊代と食事代、また修了試験受験料は含まれておりません。日本バウビオロギー研究会会員や学生、夫婦での受講、1企業からの複数受講には割引がありますので詳細はお問い合わせください。

受講へ向けて

学ばれようとする方のジャンルとしては建築関係者(建築士、建築設備関係者、エンジニア、職人)、医療(医師、看護師、治療実践家)従事者が考えられますが、新しい仕事を考えられている方すべての方に開かれています。受講条件に事前の学習経験の有無は問いません。18歳以上が唯一の条件です。もちろん、上記建築や医療関係の養成を終了している方が有利です。

通信講座を受講希望される方は、通信教育講座バウビオロギーBIJ 受講申込書・契約書をダウンロードされ、必要事項を記入した後に研究会までファックスもしくは郵送ください。

バウビオローゲの実務

バウビオローゲとして社会でどのような職能を確立していくかは、日本において未知数ではありますが、
通信講座テキスト最終巻である第25巻「バウビオローゲの実務」はどなたでもダウンロードして、ご覧いただけます。内容は、バウビオロギーをそれぞれの仕事にどのように生かしているか、体験談が語られており、バウビオロギーをめぐる専門的なテーマをおよそ扱っているといえましょう。
通信教育講座バウビオロギーについての具体的イメージを持ち、健康な住まいづくりに関するホリスティックな専門家養成にご参加いただけることを願っております。

ご不明の点については、研究会あてまで、メールにてお問い合わせください。

通信教育のお申込み

「通信教育のお申込み」ページより契約書(PDF)をダウンロードし、記入の上事務局まで送付ください。