お知らせ
当研究会の会員である東北フォーラム様より、新型コロナウイルス感染症制御における「換気」に関して緊急会長談話【tohokuforumVOL.764】が届きました。
投稿日:
日本建築学会/空気調和・衛生工学会より、 下記がリリースされました。
『新型コロナウイルス感染症制御における「換気」に関して緊急会長談話』
日本建築学会
https://www.aij.or.jp/
空気調和・衛生工学会
http://www.shasej.org/
- 200323コロナ対策.pdf
- 1,013 KB
- ダウンロード
日本バウビオロギー研究会から、新型コロナウィルス感染症への対策として
投稿日:
- 不安/不信とパニックは人を病気にします。ですから、この感染症のテーマに関するメディアからの情報摂取は必要最小限にすべきでしょう。気になってスマートフォンを手放せなくさせることも、このウィルスが仕組んだ企みのように思えます。
- こういう状況なので、テレビ会議などが注目されていますが、ヴァーチャル技術が促進されるだけで、人間同士の出会いを阻害することも、ウィルスの意図したことのようにと思われます。
- 春は、私たちの肉体と魂と精神を強化し、私たち人間に力を贈る季節です。
- 催しが中止/延期されたことで空いた時間があるかと思います。いまだからお散歩をして、春の陽を浴びてビタミンDを蓄えましょう。そして旬の食材―新鮮なタンポポの葉、クレソンなどでビタミンを摂取しましょう。
- 困っている隣人や同胞を勇気づけ、可能な範囲で手助けをしましょう―買い物をしてあげるなど。
- 地産地消とは言いますが、いかに人やモノが世界をめぐり、グローバリズムが世界を席巻しているかを再認識しつつ、 だからこそ、本質的なことは何か熟慮しましょう。地域で持続可能的に機能する社会/経済構造をつくりだすチャンスととらえられます。
- 2020年3月 時代の危機に バウビオロギーからお知らせ.pdf
- 690 KB
- ダウンロード
第11期通信教育講座開設のお知らせ
投稿日:
通信教育講座が10月より開講いたします。
目的
健康な住まいとは、病から解放された状態のみならず,身体的にも、心的にも、社会的にも快適に感ずる住まいです。
健康な住まいを目指し、住まいをめぐる諸問題の解決ための思考を備えたバウビオローゲ(建築生物学者)を養成します。
内容
ドイツ・バウビオロギー+サスティナブル研究所(IBN)とのライセンス契約に基づいて,
建築生物学・生態学的視点からの包括的な教育を,2年間の通信教育を通して行います。
- 第1クール(8か月間) テキスト: 1巻~ 8巻 + スクーリングⅠ
- 第2クール(8か月間) テキスト: 9巻~16巻 + スクーリングⅡ
- 第3クール(8か月間) テキスト:17巻~25巻 + スクーリングⅢ+修了試験
※尚、各スクーリングを受講し、修了試験に合格すると、バウビオローゲのBIJが認定されます。
費用
基本料金
1クール ¥80,000‐ × 3 = ¥240,000 (各クール毎・3回払いこみ)
割引
- 日本バウビオロギー研究会会員 10%‐
- ご夫婦で受講(2人目の方) 30%‐(テキスト共用)
- 同企業・会社(2人目以降) 20%‐(テキスト全配布)
- 学生 20%‐
- 無職 20%‐
*料金には、テキスト・スクーリング・終了テスト・各種認定書送付の費用が含まれます。
※ 第11期 お申込み期限 2016年 10月 20日 迄
アントン・シュナイダー氏 追悼
投稿日:
2015年7月7日、バウビオロギーのパイオニアであるアントン・シュナイダー博士がなくなりました。
ご冥福をおいのりいたします。

【BIJ】日本バウビオロギー研究会が発足した2005年3月、アントン・シュナイダー氏から当研究会へ送られた激励の文章

BIJ研究会理事 石川恒夫からシュナイダー博士への追悼文

日本バウビオロギー研究会【BIJ】は創立10周年を迎えました
投稿日:

ごあいさつ
高橋元さんの早すぎる逝去の一年後、2005年3月に私たちは日本バウビオロギー研究会を発足し、IBNの導きから環境衛生医フォルカー・ツァーン博士をお招きし、発足セミナーを開催いたしました。
その後定例セミナーと会報誌を年4回(冊)のリズムで開催、刊行し、今日に至っています。
2011年秋からはIBNとの契約に基づき、通信教育講座バウビオロギーを開始しています。
まだ力は微々たるものですが、経済性、合理性、省エネ性のみで判断される現代社会に一石を投じる存在として、人間の尊厳を真摯に受け止めるバウビオロギーとバウビオロギー研究会の必要性はこれから益々強まることでしょう。
住まい手に住まいづくりを取り戻すために、バウビオロギーの存在は増すことでしょう。
そして人間の肉体と魂と精神を擁護するバウビオロギーの思想が、これから家づくりに欠かせないものになるでしょう。
そのために、私たちのこれからの第二10年期を社会への受肉化の時代と位置づけたいと思います。
日本バウビオロギー研究会理事/バウビオローゲIBN
石川恒夫
創立10周年を迎え、今までの会報誌の表紙をレイアウトした会報誌第40号が発刊されています。
会員の皆様ご協力に感謝いたします。
会報誌の購入はこちらからどうぞ。
2015年5月、ドイツのIBNにて開催された国際会議に、当研究会の理事でありバウビオローゲIBNの石川恒夫がゲストとして参加し、講演いたしました。その内容を執筆していただきましたので、こちらからご覧ください。PDFのデータをダウンロードしていただけます。
また、BIJの10年の歩みをまとめた年表もこちらからPDFでダウンロードしていただけます。全ページカラーでご覧いただけます。
日本で実践するバウビオロギー 出版に寄せて
投稿日:
石川恒夫
2000年の3月初旬、高橋元さんとの3年にわたる翻訳、推敲作業を経て、『健康な住まいへの道 バウビオロギーとバウエコロジー』(ホルガー・ケーニッヒ著)が建築資料研究社から出版されました。ドイツでのベストセラーといわれるその本は、セルフビルドのお国柄ドイツならではの施工実務書でありながら、バウビオロギーの思想を深く伝えようとする意欲的なものでした。
手元には、著者ケーニッヒ氏を招いて特別講演をしていただいた当日の、にこやかに3人が並んだスナップ写真があります。翻訳作業の途上、毎週のように、新宿の高橋さんの事務所で、編集者の真鍋さんとともに原稿を読み合わせつつ、日本やドイツの建築や環境の話題に花開いたことは忘れられません。バウビオロギーが内包する、極めて未来的な住まいづくりの考え方を今後一層深く学び、広く世に知らしめることの必要性をともに話しあい、その外的「器」のあり方を具体的に検討し、すでに2000年当時には、私たちの日本バウビオロギー研究会の骨子はできていたのです。
その後、バウビオロギーに関する朝日新聞の取材を受けて、2002年3月25日付朝刊「くらし面」に記事が掲載されたのは、全国紙ではじめてのことではなかったでしょうか。当時、多くの方から、紙面の最後に紹介されていた、設立近い「日本バウビオロギー協会」について、問い合わせをいただきました。しかしながら、互いに仕事に追われ、また、高橋さんは病に倒れ、2004年1月1日、五七歳の若さで帰らぬ人となったことは、痛恨の極みでありました。
この間、2003年には、バウビオロギーのパイオニア的存在である、ドイツのバウビオロギー・エコロジー研究所ノイボイエルン(IBN)の所長、アントン・シュナイダー博士によるバイブル的なテキスト(『バウビオロギー入門』+『生物学的な建築のための25の指針』)を含んだ『バウビオロギ―という思想』(建築資料研究社)を出版することができました。建築の技術は日進月歩ではありますが、四半世紀たってなお、シュナイダー氏の示唆は今日的であり、彼のもとから、多くのバウビオローゲ(建築生物学者)が巣立っていることを考えると、日本でのこの分野での地固めとして、必要不可欠な文献であると思ったのです。
そして、精神界からの高橋さんの支援をうけて、2005年3月5日、東京・青山のドイツ文化センターを会場として、高橋さんの一周忌のセミナーを催し、同時に日本バウビオロギー研究会の設立をお祝いすることができたことは記憶に新しいところです。アントン・シュナイダー博士からの温かい祝福のメッセージが届いたように、より国際的なネットワークのなかで、今後運動が展開することが期待されているのだと、その責任を痛感しています。
上述のセミナーのために、バウビオローゲ(建築生物学者)であり、婦人科医師として多くの体験をもった、ドイツにおける環境医学のパイオニア、フォルカー・ツァーン博士と奥様が来日され、講演していただくことがかないました。それゆえ、本書の冒頭に、環境医学の側面からの住まいへの提言をいただくこととなった次第です。催しにはおよそ100名の参加があり、バウビオロギーへの関心の高さがうかがわれました。朝日新聞、ビオシティ、新建ハウジングなどの、発足に対する記事掲載もあって、目下、会員は百名に達しようとしています。研究会は三ヶ月ごとの定例セミナーを行いつつ、会報誌を季刊で発刊していますので、ちょうど1年、四季の巡りを終え、第2期目を迎えたところです。
東京ビックサイトでの見本市へのブース出展、公立図書館への会報誌の寄贈、ホームページ立上げ準備などをとおして、研究会の社会への認知に尽力しているところです。その意味で、このたび、学芸出版社が、発足当初から、私たちの活動に関心を寄せ、当研究会の9名の発起人(現・理事)による、日本でのバウビオロギーの実践に対する、研究と実践の報告をまとめることの提案をされ、本書が生まれることとなったことは望外の喜びです。私にとってはちょうど3年のリズムで、しかし、かつての2冊の書籍とは内容の異なる、つまり、日本へのバウビオロギーの受肉の第一歩を記すことができたことを、私は意味あることと考えています。同出版社の編集者宮本裕美さんへ感謝申し上げる次第です。
タイトなスケジュールでしたが、一人も脱落することなく執筆された9名の理事は、それぞれの専門分野の第一線で活躍されていることはいうまでもありません。本書は医学的視点から始まり、室内環境、建築材料の諸問題を包括し、生態学的視点を踏まえた木造建築のあり方にも言及しています。さらに共同体形成のための都市的視点は、アントン・シュナイダー氏が力説する問題でもあり、バウビオロギーの大切な一側面です。言葉使いや、例えばシックハウス関連の解釈に、微妙な相違があるとしても、誰もが、住まいが人間の体を脅かす凶器とならないために、そして健康で人間味あふれる居住環境を実現するために、私たちが何をなすべきかという難題に真摯に向き合っています。その姿勢を感じとっていただけたら、執筆者一同幸いです。
第18回定例セミナー(2009年9月12日(土))
投稿日:
・講演1
「賢者の眠り -眠りについて知っておくべきこと」
講師 マテー ペーター(自然の住まい㈱)
・講演2
「住環境における眠りの場を考える」
講師 川島 美勝(NPO法人日本睡眠環境研究機構 事務局長)
第16回定例セミナー(2009年3月14日(土))
投稿日:
・講演1
「杉パネルを使った家-近くの山の杉を使って考えたこと」
講師 落合 伸光(エコ・もの・ファーム)
・講演2
「木材を使うための知恵
-木材の流通 正しい選び方 良い家を建てるための提案」
講師 益子 圭一(益子材木店 つくば緑友会)