第5回「ホールライフカーボンとバウビオロギー」
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第5回「ホールライフカーボンとバウビオロギー」
日時:2025年 10月 24日(金)~25日(土)
会場:岐阜県立森林文化アカデミー
参加者:22名
・趣旨
近年、ZEH、ZEBが一般的になり、運用時のエネルギーやCO2排出量(オペレーショナル・カーボン)はかなり削減されてきました。そうなると、建築時、改修時、解体・廃棄時などのエンボディドカーボンの削減が重要になってきます。つまり、環境負荷を抑える素材の選定や改修しやすい建築工法など、総合的な視点が大切になってきました。
そこで、今年のテーマは建物を一生涯で考える「ホールライフカーボン(WLC)とバウビオロギー」です。
これまでもWLCを算定するツールはいろいろありましたが、入力が煩雑であったり、データが整っていなかったりと使い勝手が良いとは言えませんでした。そんな中、国交省支援のもと、ISO21930に準拠した非住宅版のWLC計算ツールJ-CAT(Japan Carbon Assessment Tool for Building Lifecycle)が昨年公開され、住宅版も準備中です。
世界的にも炭素削減のホールライフカーボンに注目が集まる中、バウビオロギー的な居住環境の視点をどのように組み合わせていくのか、バウビオローゲの方々と知見を深めたい。
・実践者の報告
・阿部哲志(岩手県庁・BIJ)
「バウビオロギー住宅とアフォーダブル住宅」
・落合伸光(家づくり工房・BIJ)
「埼玉で試行するバウビオロギーの家づくり」
・専門家セミナー
・坊垣和明(東京都市大学名誉教授・BIJ理事)
「ホールライフカーボンの行方」
・バウビオロギー討論会
「ホールライフカーボンとバウビオロギー」
田所憲一(デコス、JCA事務局長)
「脱炭素時代に選ばれる断熱材」
辻充孝(森林文化アカデミー・BIJ理事)
「ホールライフカーボンの評価事例と課題」
・森の案内人・川尻秀樹氏による森林体験プログラム




